GIDとIS

最初にお会いしたのがISのOさんという方です。ホテルのロビーにいらしたOさんを見た第1印象は「普通の男性やん」。
この方から前にもらったメールの中に、どうしようもないショックを受けた一文がありました。「ISは自分の意志と関係なく身体が変わっていくんです」。そうかぁ、そうですよね。トランスは自分の意志で身体を変えていきます。だから、何が起こってもそれは納得ずくであるはずです。同じく身体の変化があるISの人たちですが、自分の意志とは関係ないんですよね。でも、それにつきあい、折りあいをつけていかなくちゃならないんですね。すごい、すごすぎると思いました。
で、いろいろ話をしたのですが、いやぁすごいです。小学校の時に保健室に呼ばれて「そんなに胸が大きいんだったら、これが必要」とかってにブラをつけられたこと。中学校の時に勝手に制服を詰め襟からスカートにかえられ、しかたなくスカートで登校したこと。大学の時に、体育の水泳の授業で「頼むからこれを着てくれ」と女性用の水着を差し出されたこと。「自分の性自認としては、どちらかというと男なんです」とのことです。で、いまはうまく身体をコントロールすることで、少し男性寄りになっているとのこと。「まぁ、マシにはなったかなぁ」と笑っておられました。
もちろん、こんな話を深刻な顔で話しておられたわけじゃありません。ケラケラ笑いながらおもしろいエピソードを語るように話されるんです。「わたしはISなおかげでスカートもたくさん持ってますよ〜。あきるほどはきました」とか「なぜかISの人ってウェディングドレスを持っている人がちょこちょこいるんですよね」とか。なので、3月に行われるであろう全国交流会でコスプレをするという話が進んでしまいました^^;;。
他にもいろんなことを話しましたが、さすがに書き切れません。そのうち玖伊屋にも来られるかもしれません。楽しみです。