某国際交流センターを訪問

午前中にT市に用事があったので、せっかくですから、T国際交流センターに郵便配達がてら行ってみました。
事務コーナーのカウンターで「あの、E井さんおられますか?」と配達相手の名前を聞くと、「午後から出勤予定です…。ところで、もしかしたら、いつきさんですか?」との返事が返ってきました。「へ?」と言うと、「日記読ませてもらっています」とのこと。「え〜!」。いろんなところで読まれているなぁ^^;;。しばらくそのKさんと近況について話。いや、よー知ってはるわ。っつーか、あたしゃそんなこと書いてるんやなぁ(笑)。
その後、出勤してこられたE井さんも交えて、国際教育のことから在日外国人の子どもたちのこと、ジェンダーのことなどものすごく多種多様な話を2時間ほど話しました。なかでも興味があったこと。
ひとつは文部科学省が「国際理解教育*1」から「国際教育*2へとシフトをしたということです。つまり、「日本人による日本人のための」教育ではなく「NPOや大学などと連携し、地域のリソースも含めながらすべての子どもたちのための」教育にしていこうということのようです。もっというと、現在の「政府等」が言っているような路線では国際社会で生き抜いていけないということを、文部科学省はわかっているということですね。文部科学省って、すすんでいるところ、多々あるよなぁ。
もうひとつは、「両性の自立と平等」という分野「人権教育」という分野「国際連帯」という分野の3つの融合の可能性についてです。「労働」という分野をジェンダー的要素で読み解くと、必ず女性労働の南北問題が出てくるというE井さんの指摘はまぎれもなく「国際連帯」の問題であるということです。また、「子どもの売買春」という事象を「国際連帯」的要素で読み解く*3時に「両性の自立と平等」的要素で読み解く時「売る」側におそらく確実にセクシュアルマイノリティ、なかでもゲイ・レズビアン・トランスの子どもがいるだろうということです。
こんな話をしている最中にもKさんもE井さんも電話に出たり、「あのちょっと」という利用者の方の対応をしたりとすごく忙しそうでした。すみませんでした、2時間もおじゃましてしまって。
最後に、「あの、お昼ご飯においしくビールを飲める店ってあるでしょうか?」という邪悪な質問に、お二人とも「HANAのたこ焼きセット650円」と値段つきで即答されたのがもっとも印象的でした。いいコンビのふたりやなぁ…。

*1:日本人が他国の文化を理解するというスタンス

*2:「国際理解教育と帰国児童生徒教育、外国人児童生徒教育とを融合させた先進的な取組」がひとつの柱になっている

*3:買う先進国と売る発展途上国っつーことかな