躊躇すること

道をふさぐように車が信号待ちしている道に、バイクで右折しながら入っていきました。ミラーにぶつけないように、そろそろと入っていったのですが、車の中でなにやらどなっています。そこの道、たしかに一方通行なんです。わたしは逆走です。なので、「なんでおまえ入ってくるんや!ミラーぶつけたら、ただではおかんぞ!」とか言っているんでしょうね。でもね、一方通行の表示の下に「2輪を除く」って書いてあるんですよ。
通学途中の子どもたちがいる細い道を車でそろそろと進みながら、少し大きな道を横断しようと思いました。すると、大きな道の方から右折しようとした車が、わたしが出るのを待ってくれていることに気づきました。さらに後ろには車が続いています。左側の車もわたしを通そうと待ってくれています。じゃぁ、と思って、ゆるゆる横断しはじめたら、バイクに乗ったおじさんが信号を指さして、なにやらどなっています。「こらぁ!赤信号やないか!」とか言っているんでしょうね。でもね、その信号、歩行者用信号なんですよ。
皆さん、自分が正しいと信じ、間違ったわたしに対してどなっているんでしょうね。でも、自分に「間違いがあるかもしれない」と考えながら「躊躇すること」って、とっても大切なんだと思うのです。
そうそう、テレビの中にも自らの正しさを信じて怒鳴っているお猿さんがいたなぁ…。