なんでここにいるんだろう…

で、向かったのは、渋谷。といっても、今回は(笑)飲み会じゃありません。
会場に着くと、すでに他の方々はそろっておられます。晩ご飯のお弁当を食べながら、しばし雑談。そして、スタジオへ。
今回のテーマは「就職」。
う〜ん。自分としては、「不完全フルタイムトランスジェンダー」なんで、はたして「きちんとした性別」で働いている人たちと話があうんだろうかという不安もあります。で、実際に今回とりあげられた人たちの話を聞くと、すごい!自分がちっぽけな存在だなぁとつくづく思わされました。
ただ、今回は今回で自分なりにはヒットがありました。
ひとつは、ソニンさんから在日の話がかなり聞けたこと。民族学校出身で、ダブルスクールに通っていたこととか、そういう「在日」としての自分へのこだわり。あと、いまのアイデンティティの持ちようなんかもおもしろかったです。「自分は、朝鮮人でも日本人でもない「在日」という存在」「わたしは、在日として自分を好きになってくれた人はそれでそれで大切な人だし、わたしという人間を見て好きになってくれた人は、それでそれで大切*1」「在日っていうことを抜き出わたしを好きになってくれた人に、いちいち在日っていうことについての知識は要求しない」。いいとか悪いとかじゃなくて、おもしろかったです。
もうひとつは、いつのまにか石田さんとか堀尾さんが「トランスジェンダー」という言葉を使いはじめたこと。さて、こちらの方は、放映時にどうなっているかなぁ…。


それにしても、いつも思うのですが、「なんで平日のこんな時間に、わたしはこんなところにいるんだろう」という、この違和感。時々、ふと恐ろしくなります。なんか間違っているよ…。

*1:わたしからソニンさんに質問したんですよね。「ソニンさんは、「自分という存在を見てほしい」って言われるけど、その時の「自分」っていうのは、在日というラベルをなしにした「わたし」なのか、在日っていうラベルを含めた「わたし」なのか教えてほしい」って。このやりとりはたぶんカットされるので、メモメモ。