で、セミナー

まずは、田中宏さんの講演。「帝国陸軍は多民族だったか」とか、なかなか挑発的な話があったりして、おもしろかったです。もっとも、何度か聞いている人には「またこの話か」となるらしいですけどね。でもまぁ、何度か聞いている人が、何度聞いても「新しい話だ!」と思えるようにしようとすると、これはこれでたいへんだとは思いますけどね。
田中さんの話の後は、4人のパネラーの話。前半は、いわゆる新渡日の子どもたちにかかわる話。後半は、在日朝鮮人のオモニ達の話。前半は、まぁそれなりに元気のでる話です。それはそれでいいですね。後半は、重かったです。でも、その重さにこそ、現実があるんでしょう。
いま、どんどん「在日」という存在が潜在化しています。でも、本質的には30年前と何も変わっていないということを、あらためて感じさせられました。
トータル的に、すごくいいセミナーだったなぁと思いました。