勉強(その1)・職場の人権教育研修会

今日の放課後は、職場の人権教育研修会。テーマは、在日外国人教育ということで、うちの校区にある中学校の日本語教室担当の中国帰国の先生に来てもらいました。
内容は、ご自分の生い立ちの中で感じてこられたさまざまなことと、今の中国帰国生徒のかかえる課題についてです。
いや、生い立ち、すごいです。
まわりとの「違い」に気づき、やがて自分のことを隠しはじめる。でも、まわりからみたらバレバレです。
でも、だんだん日本人と同化することができるようになり、さらに「隠す」テクニックも上達してきます。
ところが、大学時代に「中国語できるの、かっこいい!」という人に囲まれる中で、自分のことを話しはじめます。そして、自分のことを語れるかどうかということが、友だちになれるかどうかの分水嶺として機能しはじめます。そして、日本語教室の子どもたちとふれあう中で、「恥じることのなくなった中国」が「大好きな中国」へと変化していきます。
でも、いまだに「(悪意のある)中国人!」という言葉に「ビクッ」とする自分がいるとの言葉も、忘れてはならないなぁと思いました。
かなりしんどい話のはずなんですが、それをさらりと、しかも笑いすらまじえて話をされました。すごい!そのおかげで、「しんどいなぁ。もうええわ」となる人もなく、「楽しく」話を聞くことができ、1時間半の研修の時間があっという間に過ぎてしまいました。
夕方、講師の方からメールがありました。なんでも、今回の講演が「デビュー」だそうです。それを聞いて、2度びっくりです。末恐ろしい新人だわ。