そういや出ていたんだ…・家族

どうせ関東版だから直接は読めないし、まぁネットにも出てこないからなぁ…。と思っていたら、杏野さんのところにはってありました。その後、現物も送られてきました。
まずびっくりしたのが、その大きさ!知らなかった。せいぜいが天声人語より少し大きいぐらいかと思っていたら、社会面の半分近い面積をとっているじゃないっすか。さらに驚いたのが写真の大きさ!あれはでかい。しかも、使ってある写真が…。パートナー曰く「不覚だった(笑)」そうとうに恥ずかしかったのですが、ついやってしまったのが命取りでした(笑)。
あの記事、取材の開始は4月なんですよね。それから長い時間をかけて何度も何度も話をしました。もちろん、わたしだけじゃなくて、わたしの家族にも。
きっとその中で、うちの家族がどういうものなのか、伝わったと思います。


きっとうちの家族、べつに特殊な家族でもなんでもないです。どこにでもある家族なんです。日常の些末なことに悩み、日常の些細なことでケンカし、日常のちょっとしたことで笑う。そんな中の一つが、わたしのトランスなんです。もちろん、その時にはずいぶんとたいへんでした。でも、数年かけてそれと折りあいをつけていこうという合意ができた時、それもまたうちの家族のもつ、いくつかの「要素」のうちのひとつになるわけです。
もしもわたしたち家族が「特殊」であるならば、他の家族もそれぞれの「特殊」さを持っている。もしも他の家族が「ふつう」であるならば、わたしたち家族も「ふつう」なんです。あの特集って、そういう「特殊でありふつうである」家族の姿を描き出すものなんじゃないのかなぁ…。


なんしか、あと2回。トータル3回の中で、わたしたち家族の「素」を書かれるんだと思います。