のせられた…

授業中の子どもたちの私語を聞いていると、たまに「ん〜!」と思うことがあります。特に、平気でというか知らずにというか、「人を揶揄する言葉」を使った時は、すごく気になります。で、やっぱり放っておけないです。なので、たいていひとこと注意を入れます。
今日の授業でも、授業とは全然関係なく「ホモ」とか「レズ」とかいう言葉が出てきました。
ところで、注意を入れるといっても「そういう言葉を使っちゃいけない」では、単に隠蔽するだけでしかないし、子どもたちも納得しませんから、例えばわたしの前ではないところではやっぱり使うことになると思います。なので、注意を入れる時には、きちんと説明をしたいのです。
で、「自分で自分のことをさして使う人もいるけどね、たいてい他者から使われる時にはその人をおとしめる意味で使うから、使わない方がいいよ」と、ひとまずは形通りに。そのあとがいけなかったです。「もしもレズビアンを省略する時はビアンっていうんだよ。たとえばビアンバーとか…」
というあたりから脱線開始。
生 徒「先生、行ったことあるん?」
わたし「うん、友だちに連れられていったことあるよ」
生 徒「え〜、そんなところ「あれ」ちゃうの?」
わたし「いや、そんなことないよ。それに、べつにレズビアンじゃない人も行くこともあるよ」
などという会話。さらには、セクシュアリティの基礎知識も説明しはじめて…。結局30分ほども話をしてしまいました。
でもまぁ、そのかいあってか、普段はうるさいそのクラスも、その後はえらい真剣に授業にとりくんでいたから、まぁ、よしとしましょうか…。