居場所

今日の午前は分科会。わたしは他の京都の若い衆が選んだ「残り」の分科会に参加です。なんか、唄を通して平和について考えるみたいな感じだったので「そうかぁ」と思っていたのですが、実際に参加してわかりました。どうやら、具体的には合唱をするみたいです。いや、高校・大学・社会人と合唱はやってきたからいいんですがね…。
はじまったら、いきなり「女性はソプラノとアルトにわかれます」とか言いはじめるわけで…。
で、しゃーないです。自己紹介の時に「70%ぐらいは女性なのですが、声の音域は男性なので…」みたいな…。でも、パート練習がはじめると、ものすごくしんどくなってきました。これ、けっして前日の飲み過ぎのせいじゃないです(笑)。どうやら、自分が「そこ」にいることへのたまらない違和感みたいなのが、心の奥底からわきあがってくるんですよね。でも、パート練習が終わってみんなでうたいはじめると、その「違和感」がずいぶんとなくなっていきます。なんでだろう…。
しばらく考えてわかりました。
パート練習の時に感じた「違和感」って、ちょうど男湯に入らないといけない時の感じなんです。わたしが自分の話をする中で、みなさん「性別」でわけるのではなく「声域」でわけようと考えて下さったのですが。で、それはそれでいいのですが。でも、しょせんは男性しかいない混浴風呂に入らざるを得ない感じみたいな…。それが、アンサンブルになると「みんながいる」ところに自分もいるわけで、ずいぶんと楽になるんですね。
途中の休憩や分科会が終わってからそんな話をしていたのですが、中には自分の経験なんかを話してくれる人がいて、結果的にはいい交流ができたかなぁと思いました。それにしても、言葉化できない自分の思いがあって、声をあげようかどうしようか迷って、それでも声をあげよう」と気持ちを決めて。なんか、久しぶりにずいぶんと緊張しました。あぁ、年甲斐がない(笑)。