やっぱわたしにゃわからんかなぁ…

補習授業の一コマ。
ある生徒が悩んでいるので、ちょいとアドバイス
「前の問題、できてるやん。同じ感じで解けるんやで。これがこうで、ここがこうやろ」
ヒョイと顔を見ると、なんか頭が真っ白な感じです。
しばらく待って、動きがないので
「う〜ん、前の問題のここがこれやんか。で、ここがこれ。同じように式をつくってみ」
鉛筆を持って書こうと思い、またやめます。
「とりあえず、書いてごらん」
書きません。


なにが鉛筆を動かすことを躊躇させるんだろう。
数学の世界って、失敗してもケガもしないし何もこわいことはないはず。でも、鉛筆を動かすことを躊躇する。
これ、数学が苦手な子に共通しているんだよね。
でも、書くことからしかはじまらない。まちがえてもいいから、とりあえず書かなくちゃはじまらない。というよりも、まちがえるところからしかはじめられない。
わたしはそう思うんだけど、そうは思えないんだろうなぁ。


どうやったら鉛筆が動くんだろう…。