公正な競争

昨日の日記の内容を、通勤途中に考えていました。
で、いろいろ考えているうちに、ふと出てきたフレーズが「公正な競争」という言葉でした。
で、次の瞬間、「あれ?」と思ったわけです。はたして「公正さ」に裏打ちされた「競争」ってあるんだろうか。そもそも、「競争」ということと「公正」ということは、相反する概念なんじゃないだろうか。
例えば、「誰に対してもカンニングを許さない」というのは、「公正さ」を保証するための大切な方法です。でも、例えば日本語が不自由な子が設問の意味がわからないために、設問が問う意図にまでたどりつけないとするならば、「意図」にたどりつくまでの説明をしないと「公正な競争」にはならないと思うのです。でも、この時の説明って、実はすごくむずかしいんじゃないかなぁ。
まぁ、この例はあまりよくないかとも思うのですが*1
「公正な競争」というフレーズは、スタートラインが同じということを前提にしているように思うのです。でも、実際にはスタートラインはバラバラなことの方が多いだろうし、その「責任」が必ずしも個人の努力のみで解決できるとは思えないことも多々あるんじゃないかとも思うのです。
てことで、なにが言いたいかというと、
「競争と公正は相容れない概念である」
ということを前提に物事を考えないといかんのじゃないかなぁということを、バイクに乗りながらふと思ったという、ただそれだけのことです。

*1:だったら出すなよ(笑)