怒濤の中日・2日目

起床は6時。天候はすぐれず。今日は外で活動する日だから困ります。
とりあえず、深呼吸とメディテーションの時間を過ごして、午前の残りは室内で活動することにしましょう。
朝食後、まずは簡単なワークショップ。
実はこの間ずっと気になっているのが、子どもたち同士の動きのバランスの悪さなんです。わたし個人としては、放送部にたいして、それぞれの特色を理解して、互いにフォローをしながら全体として動いていくような集団をめざしたいなぁと思っています。ところが、今の動きはてんでバラバラ。
ということで、ひょいと思いついたんです。こんなの。

まずはたたみ6畳分に全員を座らせます。そして、「中心のところを点で支えている」イメージを持たせます。ここで、みんなで6畳分の板のバランスをとるというのがテーマです。
個々の人間の体重や体型によって互いが互いとの位置どりを考えないといけないというのがワークの内容です。もちろん、他の人を動かすんじゃなくて、自分が動くことによってバランスをとります。
バランスがとれたところで、仕掛け人が6畳のスペースに入ります。全員が動いて再びバランスをとります。バランスがとれたと思ったところでわたしが修正を加える。これがワンセット。再び仕掛け人が動くことによってバランスを崩す。それに対してみんなでバランスを保てるように位置どりを変える。で、修正。

コツをつかむとみんながうごくようになります。最後に
「明日、合宿が終わる時にもう一回やるからね。その時にもっとうまく動けるようになるのが、この合宿のテーマだから」
と指示。


続いて、校内の呼び出し放送の練習。考えてみると、いろんなことはしているけど、こうした「基本」のことをいままでやっていませんでした^^;;。
とりあえず例題を提示。まぁみんな見事なほどまちまちなアナウンスをします。これではいかんと、共通のフォーマットづくり。みんなで相談をするように指示をします。ここでもバランス*1に留意をします。
で、共通フォーマットに基づいて再び校内アナウンス。これだけのことで、ちょっとは聞けるアナウンスになりました。


続いて、「合宿所を1時間うろつきまわってアナウンス原稿をつくれ」というお題。着眼点が問われます。
で、1時間後にアナウンスを聞いてみると、パンフレットの説明をそのまま読んだような原稿が続出_| ̄|○。もっと「気になること」に着眼するようにならんかなぁ。てことで、10分間うろつきまわって「気になったこと」を紹介しあってみました。
やっぱ卒業生の方が着眼点がおもしろい。まぁしゃーないか…。

「1時半に長袖長ズボン、足元を固めて玄関前集合」
天気もよくなってきたし、目指すは三岳山です。
ところどころにお地蔵さんが立っています。さすがは修行の山です。山の中腹に大きな神社(三岳神社)があります。守り神がフクロウなのがすばらしいです。ここからは行者神社をめざします。さすがは修験道。斜面にある狭い道を歩き、岩場を登り、突然出てきたのが行者神社。プチ感動です(笑)。

ここから急な斜面をあがると、突然目の前にパノラマが広がります。すごいよ…。

さらに尾根をあがると頂上です。陽差しは強いけど、さわやかな風が吹き渡ります。「山にあがってよかった」と思う瞬間ですね。
あとは山を下るだけ。合宿所に帰ったら作業が待っています。

門外不出の儀式を終えて、あとは卒業生と現役の交流会。昔話を子どもたちに聞かせることはとても大切だと思っています。だからこそ、この合宿に意味があります。
でも、昼間の疲れなんかが出てきたかな。気がついたら落ちていました。

*1:誰かが強引な引き回しをしていないか?誰かが輪からはずれていないか?みたいな