死のロード(2日目)・出会いは可能性へと続く

強烈な寝不足と二日酔い(笑)で交流会2日目がはじまりました。このダメージは、これからの日程を考えるとかなり残りそうです(;_;)
今日は午前に2時間の班別討論の時間があります。昨日の生徒実行委員会のミーティングで、班別討論の状態を聞いていたのですが、
「ぜんぜんダメ」
という班がひとつありました。どうやら話が出ないみたいです。
話が出ない時、その理由はおそらく3つぐらい考えられるんじゃないかと思います。

  1. ほんとうに話がない。
  2. 話はあるんだけど、それを「話」として認識できていない。
  3. 「話」として認識できているけど、それを表現できない。

交流会に来る生徒達は、基本的には2または3です。こうなると、子どもたちの生活実態を知っている引率にしか「掘り起こし」はできません。基本的には班討論の運営は生徒達に委ねていますが、どうしようもない時は当然介入をしていくわけです。「ぜんぜんダメ」と言っていた班のメンバーに、昨日の夜から今朝にかけて、引率教員達がそうとうアプローチをしています。
班別討論が終わった後、リーダーの生徒に
「どうやった?」
と聞くと、昨日の夜の落ち込んだ顔とはうってかわった顔で
「話ができた」
と返事をしてくれました。
どうやら「泣き」が入るほどの話し込みができたようです。
「自分の社会的立場」を認識しないと話ができない。でも、それを認識し、話ができるようになった時、互いの話を出会わせることができるようになります。その出会いは、さらに自分の社会的立場を深く認識することにつながります。そしてその認識の深化は、時として、自分の社会的立場の変革へとつながっていきます。この出会いこそが、交流会の持つ力なんだと思います。
さぁ、今年の交流会も、いよいよ大詰めだ。