小さなトゲから、でも、つながる

今日、数人の教員で担当している補充授業の最中、突然とても小さなトゲが心に刺さりました。いや、もしかしたら体調がよければ笑い飛ばしていたかもしれない、そんな小さなトゲだったのですがね。ちなみにトゲを発射した人は、おそらくわたしのことを最も受け入れてくれている人のうちのひとりの方です。
そこから補充授業の最中、自分がどんどん落ち込んでいくのがわかりました。ほんまに情けないなぁと思ったのですが、とめられませんでした。
補充授業が終わって、自分の机のところに帰って仕事して、さぁ帰ろうと思ったのですが…。トゲを発射した人がまだどうやらまだ職員室におられるっぽいので、
「やっぱり行こう。言って話をしよう」
と思い直しました。


その方、もちろんわたしがトゲに反応したことはわかっておられたのですが、わたしがそこまで落ち込んだとは思っておられなかったみたいです。
「やっぱり言わないとわからないと思うので」
「言ってくれてありがとう」
みたいな話。
「わたしが海外で出会ってきた人たちってけっこう開き直っていたみたい」
「ん〜、開き直りにはふたつあるんじゃないかなぁ。傷つくことを前提にして、そこから対話をはじめようとする開き直りと、傷つくことを前提にしながら傷つかないように心を鎧で守ってしまうのと」
みたいな話。なんだかいろんな話をしました。


もしも2種類の開き直りがあるとしたら、やっぱりわたしは前者でありたいなぁ。
「傷ついた」という言葉は、相手を責めるための言葉じゃなくて、そこから対話をはじめて新たなつながりがつくるために使いたい。


きっとその方とは、さらに深いつながりが持てたと信じています。