び、微妙やなぁ…

今日はわたしの勤務校の人権教育講演会。希少難病の方とその支援者の方々がスピーカーです。
当事者の方は、実はうちの学校の卒業生。さらに、わたしの2巡り目の担任の時の同学年の生徒です。もっとも、向こうは進学コースにいて、わたしは「それ以外コース」だったので、直接教えてはいなかったんですけどね。
というのはともかく…。
当事者の方の語り。すごくいいんです。いいんですけど…。
いや、自分が病気になる前の生活、病気と知らずに病気が進行している最中のこと、検査を受けている時の気持ち、告知を受けた時の話、さらにどんどん病状が進行していく中で感じたこと、そして今やろうとしていること。
ほんとうにいい話なんです。でも、何かが足りない。なんなんだろう…。
支援者の方の話。ちょっと乱暴だけど、なかなか「支援者とは何か」みたいなところで示唆に富む話でした。はじめは「うさんくさい系かな?*1」とか思っていたけど、そんなこともありませんでした。どころか、けっこうおもしろかったんだけど…。
やっぱり何かが足りない。なんなんだろう…。


いろいろ考えるんだけど、「伝えたいこと」があるんだろうなぁ。だから、逆に伝わらないんじゃないかなぁと…。「伝えたいオーラ」が、かえって自分の持つ「しんどさ」みたいなものを刺激してしまいます。ましてや、相手は「希少難病」。まぁ「自分のしんどさなんてとるにたりない」と考えざるを得ません。そうなると、やっぱりしんどくなる。
やっぱり、スピーカーの側こそ、相手のしんどさに自分のしんどさを重ねあわせて、相手に共感しながら語ることが大切なんじゃないかなぁ。難しいですけどね。

*1:「失礼!」って、こんなところ見てないよな←こればっか