多文化共生社会のために

午後は教職員研修会。講師は榎井さん@とよなか国流。
実は、今回の研修会の実現のために、夏のはじめにいろいろありました。でも、それはそれでよかった気がします。問題は、うちの職場にフィットしているかどうかなんですよね。
話の方は、はじめの1時間ほど、榎井さんご自身の話をされました。この話、ふだんはされないそうです。でも、この話を聞いて、榎井さん自身のものの考え方を知ることができると同時に、在日外国人の子ども達が置かれている状況を、とてもわかりやすく解説して下さっていたような気がします。
ところが、どうもそのあたりがピンとこない人がおられるような気がするんですね。まぁ、わたしの場合は個人的な「お友だち」なんで、ピンと来すぎるほどピンと来るのかもしれませんが…。
その後、在日外国人の状況を俯瞰するデータ的な話。こういうところで食いついてくるのが、これまた高校の教員なんですね。たいしたものです。わたしだったら、もしもこのあたりの知識が皆無だったら、たぶんついていけなかっただろうとは思うのですが。
で、在日外国人の子ども達の話。いままで出会ってきたいろんな子ども達のことが頭の中を駆けめぐります。泣けてきます。たぶん、教員の中でも前任校で会った人はわかるんだろうな。ただ、高校って、特別な制度がない限り、「入試」というハードルを経てしか入れません。そのあたりが、ピンと来にくいところなのかもしれません。
わたしとしては、ほんとうに聞きたい話が聞けたのですが、今回は少しミスマッチだったのかもしれないな。でも、もしかしたら今後どこかの学校で新渡日の子ども達と出会った時、きっと「あぁあの時!」と思える話だったと思います。
てか、若い連中がすごい関心を持って聞いていてくれたのがうれしかった…。