音無の構え

芝居をつくる時、プロってどこからアプローチをするんでしょう。
わたしの場合はアマチュアどころか素人ですから、単なる思いつきからスタートをするわけで、その「思いつき*1」が浮かばないかぎり、一文字たりとも書けないわけです。もっとも、プランが浮かんでも、そこから「書く」という作業に移るには、またそれなりの「なにものか」が必要なんですけどね。
で、わたしの場合は「思いつき」にいたる過程で最初に出てくるのが「音」なんですね。街で流れている曲。ラジオから聞こえてくる曲。そんなものに触れた時に、「あ、これ」と思って、そこからスタートすることがほとんどなんです。
ところが今年はそういうのがないんです。考えてみると、一日の中で音楽に触れる時間がほとんどありません。必然的に「あ」と思うこともないわけで。
てことで、今日はじめておこなった立ち稽古、音がありません。でも、本番はあさって、いったいどないすんねん。

*1:これが「小ネタの神様」