ハンセン病に見る排除と隔離について

今日は某研究会の総会。いつものように、わたしは録音録画の担当です。でも、電車通勤に切り替えたし、はたしてできるだろうか…。必要な荷物は…。
mp3レコーダー、ビデオカメラと三脚、パソコン、プロジェクタ、あとはケーブル類。荷物でかっ!重っ!

それでもなんとか会場まで担いでいきました。
午前は総会なんで、まぁボチボチ。午後が宮前さんによる記念講演です。
内容はこの時の話をかなりていねいにされた感じです。あの時も感じたんですけど、
「排除と隔離を生み出したのは、隔離政策だけではなく、善意の人々の存在・行動」
って観点は大事だなぁと思います。ただ、大切なのは「だけでなく」っていうところだと思います。でないと、下手すると
「善意の人々に支えられた隔離政策」
っていうふうに話をすりかえて、そこから「隔離政策は根底的には人々が要求していた」みたいにして、正当性みたいなところに話を持っていかれかねない。
政治か大衆かというとらえかたじゃなくて、政治と大衆がどうからみあって、互いが互いを補強しあってきたのかみたいな観点で見ていく必要があるんだろうなと思いました。もっとも、そういう見方をすると、絶望的になりそうな気もしますが(;_;)。