弱化の罠

今日のテーマは「弱化」。「弱化」とは「行動を減らすこと」らしいです。
ものすごく簡単に言うと、下手すると教員のやっていることの大半がこれにあたります。ほんとは「強化(行動を増やすこと)」であるべきなんですけどね(T_T)。
で、これ、不適切な行動を減らす為には必要になることもあるわけなんですが、ただ、「わからずにやる」ことがとてもこわいことがよくわかりました。
行動を減らすためには
1、嫌な刺激を与える
2 、好きなものをとりあげる
のふたつの方法があるわけです。で、こんなの、日常的にあるんですが、これ、罠がありまして…。
この「弱化」を行う側にとって、こういうことをやることそのものが「強化」されがちだってことです。
例えば…。
生徒がうるさい→怒る→静かになる
は生徒にとっては弱化なんですが、逆に教員にとっては
怒る→生徒が静かになる(強化子)→すぐに怒るようなる(怒る行動が強化され
る)
となるんですね。
これ、体罰も同じって言ってました。


人間の行動って、いろんな側面を見なきゃならないし、相対化することも大切だなと。
いやぁ、勉強になりますわo(^^)o