こわさ

今日のおべんきょのテーマは先行子操作。簡単に言うと、行動を起こす前の状況を操作することで、結果としての行動をコントロールするということのようです。
これ、すごく簡単なことで、例えば
「禁煙しようと思っているけど、ついタバコに手を出してしまう」
みたいな時に
「タバコを見える範囲から外に出す」「タバコの買い置きをしない」
みたいなことで、少なくともタバコの本数を減らすことができるということです。つまり
「そこにあると手を伸ばしてしまう」
「買いに行くのがめんどくい」
みたいなことになるわけで、こういうのが先行子操作ってことです。
この先行子操作、行動の結果に対するものではないので、あらかじめ準備がしやすくて効果的。というより、「行動」って、ほとんどがこの原理に基づいているわけで、そんなこんなを組み合わせて行動をコントロールすることができると。
話を聞きながら感じたのは…。
行動分析って、すごくおもしろいけど、ある意味すごくこわいです。このこわさをどこで前に感じたかというと、そこでエスノメソドロジーですよ!会話分析。


でも考えてみると「分析する」っていうことそのものが、おもしろさと、その裏返しとしてのこわさを持っているんでしょうね。逆に言うなら、こわいと感じない分析は、分析としてはまだまだなのかな。
そんな気がしました。