余韻を残しながら片づけ

昼前に「アジト」に行くと、すでに何人かは作業しています。にしても、なんかノロノロペースです。このペースで夕方までに終わるのか?
とりあえず
「終了時間を設定してください」
と、場所の管理人代行としての要求を出します。
「3時で」
「りょーかい」
これで遅くとも4時には終わるでしょう(笑)。
とにかく、昨日の雨で濡れたものを乾かさなくちゃなりません。でも、いい天気だからすぐ乾くでしょう。

さらに、この一ヶ月間の作業場でしたから、その作業に使ったものや、それに伴う個人の荷物も多々あります。運営の皆さん、クタクタに疲れた体にむちうってパッキングをすすめておられます。でも、ここは心を鬼にしなくちゃ。
「出せる荷物は外に出す!」
「積める荷物は積んでしまう!」
まぁ、それなりに順調に進んではいましたが、ここで最大の難関がやってきました。
「ゴミ、どうする?」
またゴミかよ(笑)!
沿道で配布したペットボトルのゴミとか、最後に濡れてしまってどうしようもなくなったゴミとかが大量に発生しています。さすがにこの量はアジトでは処理しきれません。かといって、大阪市のごみ焼却場は休んでいるみたいです。どうしたらええねん…。
と、そこにMさんが登場。
「わすれもん、あったんや」
めっちゃええタイミングです。この人ならもしかしたら…。
「ゴミ、どうしたらええと思います」
うーん。かなり渋ってます。ということは、たぶんアテがあるんだな。
「わかった、うちに持って帰ったる!」
一同、メチャクチャホッとした顔になりました。が、Mさんがひとこと。
「そのかわり、きっちり分別してや」
ここから、すべてのゴミを袋から出して分別大作戦の開始です。それでも、みんなでやればあっという間に終わります。
やがて、日が傾きかけてきたところで、すべての荷物の搬出完了。
長い長い3日間が終わりました。


さて、明日から日常がはじまります。
でも、この日常はそれぞれの地における「24時間ひとり仲パレ」です。
ふたたび、みんながはじける笑顔で歩くその日まで…。