なんかおかしい

こないだの健康診断の日のことです。
最近の「紙」にはあらかじめ名前とかの個人情報が印刷してあるんですよね。
でも、たいていの人は名前くらいしか見てません。そんな中、心電図の人の様子がおかしい。どうやら「わたし」を見ずに「性別欄」を見たようです。終わったあと、他の人に性別欄を指差して指摘してます。
で、考えた。
その人、ある意味正しいです。だって、「見た目」と「性別欄」の食い違いに気づいたからね。でも、ある意味「間違って」います。だって、わたしの身体の状態はすでに「男性ではない(≠女性である)」からです。更に言うなら、「性別欄」は変更可能で、わたしがそれをやるためには「時間」と「社会的関係」しか必要がない、つまり「健康診断に必要な情報」とは無関係だからです。
身体の状態と社会的な状態が一致する圧倒的多数の人にはこういうめんどくさいことは起こらない。でも、それが一致していないごく少数の人にはこういうことが起こる。
さて、「だから一致させろ」というのか「一致しないことはあり」という社会をつくるのか。
いづれにしても、こういうことがあるから性別を変える気が起こらなくなるんですよね(笑)。