怖れとともに

今日は3年生対象のリビングライブラリ。朝から大忙しです。とにかく、やらなきゃならないことをリストアップしておいて、ガシガシ準備をします。が、ところどころで「よりよい方法」を考えて、頭の中を組み替えて、段取りの変更なんかをしちゃいます。すると、予定よりも時間がかかってしまう。
てことで、やはりひとりでやることの限界を感じたので、いろんな人に仕事を振ってしまいました。ま、みんな気ぃよくやってくれるので助かります。


やがて「語り部」のみなさんが応接室に集合。去年と違って、すごく和やかな空気です。考えてみると、みなさん一回しか会っておられない方もおられるのに、それを感じさせない親密さがあります。たぶんこれが「書庫」の空気です。
ここで簡単に打ち合わせ。そして、いよいよリビングライブラリの開始です。


今年は去年とぜんぜん違います。
去年はクラス単位に1セッションしかやりませんでした。でも、今年は完全に生徒たちの希望通り。それを2セッション。なので、60人ほどを対象に話す人と10人ほどを対象に話す人がいます。そういうアンバランスは「いい」って決めました。でも、それがよかったんでしょうね。みんな真剣に話を聞いています。
もうひとつの違いは、語り部の「慣れ」です。たぶん、伝えたいことが鮮明化されて、そのことが「わかりやすさ」を生み出している感じです。
なので、ふたつが相まって、とてもいい雰囲気です。質問も出てるみたいです。
わたしはというと、とにかく2時間、ひたすら歩きまわりました。なんだろ…。かつてキャンプでプログラムディレクターをした時以来って感じです。


無事2セッションが終わって、和やかな表情でみなさんが帰ってこられました。担当教員も、なんかいい感じです。
で、わたしは感想文の回収です。全員分を集めて、コピーをとって、みなさんに渡さなきゃなりません。てことで、コピーを語り部たちの前にドカンとおいて「仕分けして!」とお願い。だって、午後は授業がありますから。講師のみなさんに作業をさせてしまうトンデモなわたしです。なのに、みなさん、進んで仕分けをして下さいます。
てことで、なんだか、しっちゃかめっちゃかなうちに、今年のリビングライブラリも終了。


夕方、会う担任会う担任、「みんなすごく真剣に聞いてた!」「やってよかった!」「やはり希望制がよかった」と、完全に肯定的な感想を言ってくださいました。
たしかに準備はしんどかったけど、でも、それをうわまわる「ギフト」をもらえた気がしました。