突然の焼肉

今日は、臨時トランスジェンダー生徒交流会みたいなものです。2006年に一緒に交流会を立ち上げたT見さんが、この10年を振り返って、何が変わって何が変わっていないのかを明らかにしたいとのことで、話を聞かせてくれる人を集めることにしました。
この10年…。交流会ができるきっかけとなった小2の子どもの「あの時」から10年後に文科省の通知が出たわけだから、ほんとうに隔世の感があります。ちなみに、「通知の評価を100点満点であらわすと?」と聞かれたので「80点」と答えました。「すごく高いですね」と言われたので「そりゃ、出発点は2003年ですから」と答えました。世間どころかGID学会での話題も特例法のことばかり。ようやく鶴本直は登場したけど、そんなのは「金八」の世界とみんなが思っていた頃。いや、ほんとに性別変更なんてできるはずもないと思われていたあの頃に「制服を変えたい」「通称名を使いたい」というトランスからアクセスがあったわたしとしては、80点としかいいようがありません。でも、80点の意味は「よくできましたねー」なんですよね。「すごい!」ではない。そして、80点のところに「ガラスの天井」が設置された。それがわたしの評価です。だから、80点までは簡単に行けるけど、それを越すのは前よりも難しくなった。そしてもうひとつが、原因がさまざまな性への違和をすべてトランスに結びつけてしまう風潮が出てきてしまった。これは大きな問題なんですよね。
ま、そんな話をして、わたしのターンは終了。
その後、何人か来てくれた若者がインタビューを受けていたのですが、わたしもヒマだし、管理のために来てくれたMきさんはもっとヒマです。
「呑もうか」
「どこ行きます?」
「いや、ここで呑もうか」
「焼肉プレートあるから焼肉します?」
「キャンプテーブルもイスもあるから、やろか」
ということで、肉を買ってきて、カッと野菜を買ってきて、冷蔵庫に残ってたワインを出して、サクサク準備は進みます。

さすがにお酒を飲むとなったら話は早いわけで。
にしても、日が陰ってきて、さわやかな風が吹く最高のシチュエーションです。
やがてみんなインタビューも終えて、焼肉本格始動です。

そうこうするうちにMきさん家族も参戦。さらに、Rぽたんも来るわ、Kよぽんも来るわ。さらにRぽたんがピザを頼むわ。そして、ピザを食べながらもインタビューがあったりするわけですが、Rぽたんの文科省通知への評価は「0点」。まぁ、出発点が違うからな。
そんなこんなで飲んでると楽しい!
なんか、みんなでわさわさ呑んでいたら、あっという間に…。気がつくと11時半。
11時半?
アカンやん(笑)。