切れる・雪と氷の世界(3日目)

今朝は昨日とは打って変わって晴れ。

でも、こんな日こそ気温は低い。

12℃です。ちなみに、ここらあたりでは「マイナス」がデフォルトなので、「マイナス」が省略されて、プラスの時は「プラス◯℃」と表現されます。さすがに12℃はキンとしてます。身体の内側に少しずつ冷えが蓄積されていく感じがします。なので、そうそうに部屋に入りました。ふう。


今日の午前のお客さんは小学生3人。ひとりは昨日からの引き継ぎの子どもで、あと二人は小学2年生と保育園の年長さん。とりあえずリフトに乗って上に向かいます。が、リフトの上で意外な事実が判明。実は年中さんでした。ちなみに、これくらいの年齢の子の場合、1歳の差は大きい。案の定、昨日の小学校3年生の子どもと年中さんでは、あまりにも技術の差が激しすぎます。もちろん、習熟度授業に反対をしている立場としては、さまざまなレベルの子どもが同じ教室で学習することが望ましいのですが、わずか2時間でありかつクラスづくりをするわけでもないという状況では、さすがに厳しいです。ということで、年中さんは保護者の方に預けることにしました。すみませんすみません。
残りのふたりももちろん技術の差は圧倒的です。が、これくらいならまったく大丈夫です。わたしを含め3人であちこち滑ることにしました。が、あるコースに入ってしばらくすると、小学校2年生の子が「痛い」と言いはじめました。どこかなと思ったら、手が痛いとのこと。話をよく聞くと、指先が冷たすぎて痛いらしいです。いろいろ考えましたが、どうやら疲労のようです。そりゃ下界で12℃ですから、そこからリフトを2本乗り継いだ先で、しかも風が吹いているから、体感温度は20℃くらい?そこに2時間もいたら、それだけで体力を消耗しちゃいます。なので、あわてて下山しました。保護者の方に引き渡しながら「リチウム電池が切れた感じでした」と報告。ふぅ。
午後のお客さんは、午前にリリースした年中さん。今回は慎重に行きましょう。この子、なかなかの負けん気みたいで、かなりガッツがあります。で、一緒に滑っていたのですが、念のために1時間ほど滑ったところで休憩。休憩後、体力が復活したみたいなので、リフトに乗って上に上がって、トレインではなく一人で滑らせてみることにしました。何も教えてないのにどんどんプルークボーゲンできます。なかなかだなと。じゃぁ「腕を広げてもう一回」とやったら、今度はまっすぐに滑り降りてきます。あれ?おかしい…。顔を見たら、完全に無表情です。あー、この子も電池切れか。
てことで、早めに下に降りて、レストハウスで保護者の方を待つことにしました。ゲレンデをみながら保護者を探す子どもの顔は、なんというか、うるうるでした。まぁ不安でしょうねえ。でも無事保護者の方と合流できて、めでたしめでたし。
そのあとはスタッフトレーニングです。昨日の復習をしようと思ったのですが、いかんせん、1日プルークボーゲンをした太ももはほとんど限界。しかも「あたって」ます。なので、脚が思うように動きません。なので、1時間で断念。


あとは、自分の部屋でひたすら仕事です。最後は目がチカチカしてきたので、仕事も終了。ウィスキーを飲んで寝ちゃいました。