いろんなことを考えてきたなぁ

明日、とある学会で話す機会をもらいました。いちおう「指定発言」という立場なそうな。にしても、指定発言っていったいなんだ?もらえる時間はシンポジストと変わりません。まぁ、抄録書かなくていいかわりに、たぶん業績にはカウントされないってことなのかな。てことは、学術的な知見に基づく必要がないから楽ですね(笑)。
てことで、先週の話をもう少し膨らませることにしましょう。
で、いろいろ考えていたのですが、「そうそう、そういえばかつて「当事者性をめぐるあれこれ」って話をした時期があったよな」と思って当時のプレゼンを見ると、なかなかおもしろい。最近これやってないけど、まぁマニアックなのでオファーは伊丹のふたりくらいしか出してくれないネタだから埋もれてしまってるけど、なんとなくもったいないです。なので、先週の話にこれを合体させようかなと。少しムリくり感はありますがね。
それにしても、今までいろんなことを考え、いろんなことを発信してきました。ほとんどスクラッチから考えて経験則で話をしてきました。でも、きっとすでに研究分野でそんなことは解決済みなんだと思うのです。単にそれを知らないだけなんでしょう。
それを思い知らされたのは、T田さんとのやりとりです。
かつて「いじりといじめ」の話をしたことがあったけど、それ、すでにやっておられるんですよね。それを知って、すごくうれしかったんです。なにがうれしいかって、研究者が研究の俎上に載せたことと同じことを思いついたってことがうれしいんです。だって、専門家レベルのことを思いつくわけですからね。そしてそれを発信する機会をもらえて、それなりに笑ってもらえるレベルで発信できる。その程度の発想力というかなんというか、そんなもんは持ててるということがうれしいんです。そして、こしばらくそれに厚みを持たせることができているんだろうな。それはなんといっても、この7年間の「おべんきょ」のおかげでしょう。なぜなら、「くやしい」じゃなくて「うれしい」と思えるようになったのもそのおかげだし、「おもしろい!」って思える幅が増えたのもそのおかげだし。
やはり今考えてるネタはきちんと育てたいな。そうすれば、もうひとつネタが広がるはずです。しんどいけどね。