10年前と変わらない

今日は教職員劇の本番の日です。が、生徒たちには秘密です。というか、いつやるのかは、キャスト・スタッフしか知りません。というのはプログラムに書いてないからなんですよね。ちなみにいつやるかというと、閉会式の最初に抜き打ちでやります。
とりま、午前の2・3年生の演劇の間に最後の準備です。午後は「生徒会企画」というやつで、有志の発表。うちのガッコの文化祭はクラスかクラブ単位での参加しか認めてないんですが、その枠を取っ払うのがこの時間帯です。今年はミュージカルもあって、おもしろかったです。
ここから閉会式です。
一度全員退場して、気持ちを切り替えて、再び入場。でも、なぜか放送席や照明席には教員が座ってます。放送部員は混乱してます。前では整列指導の教員が長々としゃべってくれてます。単に、キャストの担任さんが準備するための時間稼ぎなんですけど、「ええ話」をしてるから、子どもたちはまったく気づいてません。やがて
「そのまま静かに待つように」
と行って壇を降りた瞬間、体育館の水銀灯がOFF。いきなりXが鳴り響き、幕がじわじわ開いていきます。子どもたちは完全にとまどっています。が、キャストの教員が姿をあらわしたあたりでようやく事態が飲み込めたようです。ここからの子どもたちのノリはハンパないです。とにかくすごい声援と拍手と笑いです。気持ちいい。
そしてカーテンコール。役者紹介が終わり、スタッフ紹介が終わり、今回一番がんばられた教員をわたしが紹介しました。
さぁ、やっと終わった。でも終わっちゃった。そんな気分も、教職員劇です。