全同教3日目・盛岡延岡にて

早朝、盛岡延岡へ。全同教特別分科会盛岡延岡会場に参加のためです。
全同教で特別分科会が3会場で開催されるというのは、おそらく異例のことです。でも、ここには宮崎「県」の要請や、宮崎ならではの事情など複雑な要素がからんでいます。また、開催した宮崎県同教の「思い」もいっぱいつまっています。そんな、特別分科会で発表をする機会をもらえました。
発表前、わたしが発表をすることを聞いた、地元の当事者の人が会いに来てくれました。一目見て「かわい〜!くそっ(笑)」と声が出てしまいました。ほんとにめちゃくちゃかわいい。でも、「レジ打ちの仕事、ネクタイをしてやっているんです」。思わず「それ、無理があるやろう…」。やっぱり、お客さんはその人を見て「えっ?」という顔をしたり、「男?女?どっち?」と失礼なことを聞いたりするみたいです。そのたびに、すごくしんどい思いをするとのこと。そりゃそうだわ。わたしだってきっとしんどい。でも、切り返さなくっちゃ。わたしの答は「じろじろ見られたら、Vサイン出したらええねん。『なんでネクタイしてんの?』って言われたら、『男装趣味です』って胸張ってゆうたらええねん!せっかくこんな生きかたしてるんやし、それをネタにせな!」わたしからの精一杯のエールです。「そうですね!」と笑ってくれた顔がかわいかった。くそぉ(笑)。
で、そのあと1時間半ほど話。はじめのうちは、互いに「間合い」をはかっていたのですが、だんだんとわたしのペースを理解していただけるようになったのか、徐々に笑いが出てきました。それにしてもまじめな人がいます。一番前でメモをとっている人、すごかったです。「あのね、わたしがつくった言葉がありまして『あこがれの9号、妥協の11号』っていうのがあるんですよ」とネタをふると、そこまでメモしておられます。思わず前に言って「いまの、メモしてはるんですかいな」とやっちゃいました。ええ感じの人です。最後は、暖かい拍手をもらえました。ホッ。
ちなみに、次に話をされたのは、露の新治さん。もう、ホール全体が轟くような笑いです。「ワハハ」じゃないです。「ドカン」です。さすがプロです。思わずお昼に「笑いの質が違いますね」と露のさんに話しかけると「芸人ですから」と優しく笑われてしまいました。失礼しました。あたりまえでした。