ないしょの箱

いまさらなんですが…。わたし話をする時に、いつでも「心の中につくった秘密の小箱」の話をします。ところが、前に「箱のこと、「心のノート」にあるよ」と言われたことがあって、気になっていました。調べてみると、石坂啓の文章で

低学年用のこのテキストの中に「ないしょの箱」というページがある。「あなたの心の中にないしょの箱はありますか」とくるので、もちろんないしょはあるだろうと思って見ていたが、前後の脈絡から見るとどうやらこれは「大人に対して秘密があってはいけないよ」というニュアンスらしいのだ。

というのがありました。
ちょっと反省。
なにが反省かというと、「箱」の話をする時に、きちんと最後まで言い切っていなかったなぁということなんです。
なぜわたしが「箱」の話をするかというと、ほとんど誰でも「箱」を持っているだろうなと思うからなんです。で、そんな箱があることすら忘れてしまうような生活を強いられている。でも、「その箱をもう一回見つめてみようよ」ということなんです。
それと、「箱の中身を見せあいっこしよう」と最後にくくります。もちろん「いやじゃ!」という人がいるのは当たり前。それはそれでいいんですよ。あれ、「見せたくても見せられない」という状況の人へ向けてのメッセージなんです。だから「語*れる*社会」なんですよね。
「語らなきゃならない社会」はとんでもないです。ただ、語りたいと思った時にそれが語れない社会は問題だと思うし、それをどう変えていくかということがわたしにとってのテーマです。
てことで、こりゃ言い訳だな(笑)。